
長野駅に立ち寄った際、改札を出た同駅2階にあるお土産コーナーの一角に「信州くらうど」という店がある。「くらうど」といっても、FF7の主人公やデータの保存先ではなく、日本酒の「蔵人(くらびと)」の意味である。
店内には、9種類ほどの日本酒(長野県の地酒)が並び、その中から3種類を選んで試飲できる立ち飲みカウンターがある(800円)。日本酒を飲むのは何年ぶりだろうと思いつつ、いくつかの銘柄をセレクトした。特に目を引いたのは、約400年前にこの地で行われた「川中島の戦い」から名を取った「川中島」という銘柄である。前に並んでいた女性客もこの酒を注文していた。筆者も折角なので、川中島を含む3種類のおちょこを受け取った。

日本酒の味にはそれほど詳しくないため、数杯も飲めばどれがどれだかわからなくなる。しかし、細かいこだわりよりも「美味しく飲めるか」が大切である。付け合わせのおつまみとともに、久しぶりの日本酒の香りと味わいを堪能した。ひと通り飲み終えたが、まだ物足りず、別の銘柄をもう一度試飲。30分もすれば酒が全身を巡り、すっかりほろ酔い気分となった。帰りの新幹線の1時間半は、心地よい眠りの時間に費やされた。

新幹線に乗る前に酔醒ましで栗ソフトを食べた

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