日本の国民食といえば吉野家の牛丼(異論は認める)。しかし、今回はその吉野家が16日から新たに挑戦した一品を試してみた。今回食べたのは、東京・大久保に店を構える「SPICY CURRY 魯珈(ROKA)」と吉野家のコラボで生まれた【肉だく牛魯珈(ろか)カレー】(839円)である。
カレーと牛丼の組み合わせ自体は珍しくない。しかし、今回の「特別なスパイシー」なカレーは一味違うようだ。吉野家の公式サイトによると、「カレーにはクローブやカルダモン、シナモンなどのスパイスを使用することによって香り高さを演出しています。さらに、トマトや玉ねぎの旨みが行き渡ったルーにオニオンチョップを加えて食感にアクセントを出しました。ルーは小麦粉を使用していないため、さらりとしていることも特徴です。(原文ママ)」とのこと。さらに、牛肉の量は「あたま大盛り」サイズになっている。

さて、実際に提供されたカレーを目の前にすると、スパイスの香りが強烈に漂ってくる。一口食べると、カレーというよりスパイスの圧が勝り、牛肉と一緒に食べても肉の旨みがあまり感じられない。そこで、先にカレーだけを食べてから牛肉に手を付ける作戦に変更。しかし、スパイスの刺激が口の中を襲い、爽快感というよりは後味の悪さが残る。
結果的に、口直しとして注文していた「肉だく単品」を食べ、本来の吉野家の美味さを再確認。やはり、吉野家はシンプルな牛丼が一番である(笑)。
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