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  • 中国寝台旅行の楽しみ方

    中国寝台旅行の楽しみ方

    7月と8月は中国では夏休み。せっかくなら夏休みを利用して“中国”をもっと堪能してみませんか?手っ取り早い方法としては1泊2日の寝台列車での移動+現地の観光。日本では味わえない非日常の体験がお気軽にできます。今回は初心者向けの中国寝台旅行の楽しみ方をご紹介。


     日本人の頭のなかには夜行列車がまだ残っていると意識している人は実は少なくない。しかし、日本に残っている寝台列車は、サンライズ出雲と瀬戸の2本だけでそれ以外はクルーズトレインのみ。運行上の理由や料金系統の問題で、今さら定期運行の寝台列車の復活はほぼないのだ。
     一方、中国に目を向ければ数は減ったが、1泊2日と2泊3日の寝台列車がバンバン走っており、日本で味わえない非日常的な生活がいきなり体験できる環境にある。お薦めの寝台列車は片道15時間前後の都市間移動。北京〜上海、ハルビン、大連、西安。広州〜張家界、上海、海口、北京など。これらの列車は夜間発車して翌朝ないし午前中に到着するダイヤが組まれているので、仕事終わりに駅に行きそのまま乗車ということもできる。特に北京と広州間及び上海と広州間は1晩12時間で目的地に着く寝台動車組が快適。寝台ランクは、2段ベッドの4人個室の軟臥一択。相部屋なので、どんな客層と当たるのかはロシアンルーレット。それも自宅以外のベッドで過ごせるのが寝台列車の醍醐味というもの。